オリーブオイルの濁りは大丈夫!?フィルターとノンフィルターとは

エキストラバージンオリーブオイルが濁っている!腐っているの!?と思ったことはありませんか?少し高価なオリーブオイルを買ったのに、使おうとして濁りがあったらびっくりしますよね。食べて大丈夫なのでしょうか。

実はオリーブオイルにはフィルター(濾過)を通したものとノンフィルター(無濾過)があるのです。今回はフィルターとノンフィルターオリーブオイルのそれぞれのメリット&デメリットをお伝えします。

オリーブオイル・ノンフィルター

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オリーブオイルのフィルターとノンフィルターとは

オリーブオイルに濁りがあったら、それは生産工程でフィルター、つまり濾過をしていないオイルである確率が高いです。そしてフィルターを通すか通さないかは生産者さんのこだわり次第。

オリーブオイルができる工程をおおまかに紹介すると、

  収穫 → 粉砕・練込 → 搾油 → フィルター → タンクで自然沈殿 → 瓶詰

となります。この工程のうちフィルター(濾過)という作業を省いたものがノンフィルターのオリーブオイルです。

オリーブを搾って出てきたオイルには上の写真のように濁りがあります。透き通っていませんよね。フィルターにかけることによって濁り成分が取り除かれます。

フィルター、ノンフィルターに関わらず、瓶詰めされるまではステンレスタンクの中で保管し、不純物などをさらに自然沈殿させます。この期間2~3ヶ月。その後、上澄みのオリーブオイルを瓶詰めして出荷されます。

という訳で、濁りがあってもそれはオリーブオイルの一部であり、新鮮であれば食べても大丈夫なものです。

ちなみに、ノンフィルターのまま自然沈殿もせずにすぐに瓶詰めして出荷されるのがノヴェッロ(初搾りオイル)と呼ばれるもので、年に1度しか味わえないフレッシュなオリーブオイル。
毎年心待ちしている人も少なくありません。私もその一人です♪

 →ワインだけじゃない、オリーブオイルにもヌーボー(ノヴェッロ)がある

フィルターとノンフィルター、どちらのオリーブオイルがおいしい?

では、フィルターを通したものと通さないもの、どちらがおいしいオリーブオイルか?と聞かれると、実はお答えすることが難しいのです。どちらにもメリットとデメリットがあるからです。それをお伝えしたいと思います。

ノンフィルター(無濾過)オリーブオイル

ノンフィルターオリーブオイルのメリットはオリーブをそのまま搾ったフレッシュ感や濁り成分の中に旨味成分だけでなくポリフェノールなどの抗酸化成分やミネラルもたっぷり残っています。

但し、この濁り成分は劣化しやすいというデメリットがあります。特に光に弱いので未開封であっても透明瓶に入ったオリーブオイルは要注意。そして開封後はフィルターされたオリーブオイルよりは早く使い切って欲しいタイプです。

フィルター(濾過)オリーブオイル

一方、フィルターをかけることでオイルの中の沈殿物(濁り成分)を取り除くことになり、オリーブオイルとして長持ちするというメリットはあります。

だいたい瓶詰めから18ヶ月の賞味期限をつける生産者が多いのですが、2年たってもポリフェノールや美味しさはかなり残っています。開封後もフィルターを通したオリーブオイルの方が品質が保たれると言われています。もちろん保存状態にもよります。

デメリットとしてはノンフィルターよりもオリーブの持つ素晴らしい成分や新鮮さは減ると言われています。ただし、その年の収穫状況や品種、フィルターの仕方にもよるので、一概には言えません。

先ほど話に出したノヴェッロオイルができるだけ早く使い切る方がいいのは濾過も自然沈殿もしていない分、濁り成分がたくさんあり劣化は早いのです。ただし、フレッシュ感や辛みや苦味などのポリフェノール成分は存分に感じられます。

フィルターを通すか通さないかは生産者のこだわり次第

長持ちするオイルを作るならフィルターを通す方がいい。ノンフィルターは長持ちしないというリスクが高いからです。でもどういうオイルを作りたいかは、生産者さん次第。

フィルターを通さず芳醇な香りや濃厚な味わいをそのままにておきたい、とこだわる生産者もいます。両方のオイルも作っている生産者もいます。どちらが美味しいとは言えないのです。やはりテイスティングして気に入ったものを選ぶのがいいですね。

まとめ

オリーブオイルにはフィルターを通したものとそうでないものがあり、濁りのあるオリーブオイルはノンフィルターで生産されたもの。フィルターとノンフィルターどちらもメリットとデメリットがあります。

無農薬野菜とオリーブオイル



Tag: エキストラバージンオリーブオイル 抗酸化 ポリフェノール


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