悪玉コレステロールが減った!オリーブオイルの健康効果

健康を意識すると気になるのがコレステロール。コレステロールには悪玉と善玉があることは一般的に浸透してきています。

しかし悪玉コレステロールが悪いわけではありません。悪玉コレステロールも体内で重要な役割をしています。

大切なのは、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを意識すること。

オリーブオイルはこのバランスを整えてくれるので、健康に良いと言われています。

今回は、オリーブオイルとコレステロールの関係と悪玉コレステロール値が下がった一例についてお伝えします。

オリーブオイル

【コンテンツ】

オリーブオイルが悪玉コレステロールを下げる

日常的にコレステロールを気にされるている方はたくさんいると思います。健康診断の結果でもコレステロール値は気になるものです。

コレステロールには悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)があることも一般的に知られて来ていますが、

悪玉と善玉と言う呼び方のせいか、悪玉コレステロールには悪いイメージがついていますね。悪玉コレステロール自体は体内で大切な役割があります。

ただ増えすぎてしまうと、悪玉、善玉のバランスが崩れ、健康に害を及ぼしまうことが指摘されています。それぞれの役割についてです。

【コレステロールの役割】
画像のコレステロール 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)
 肝臓から血液を通って必要なもの必要な場所に配る

画像のコレステロール 善玉コレステロール(HDLコレステロール)
 血中で不要になったものを回収して持って帰ってくる

このように悪玉コレステロールは体に必要なものを届ける大切なお役目があり、運び手が少なると必要な栄養素が届かず困ることになります。

ただし、悪玉が増え過ぎてどんどん配ってしまい、それに対する善玉が少ないと血中の不要物の回収が追いつかなくなり、血中に溜まってしまうことになります。

残念なことに現代の食生活や生活環境では悪玉コレステロールが増える要素がたくさんあります。

普段からできるだけ悪玉を増やさないように注意して健康維持を心掛けたいものです。

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールの働きを活性させる効果があります。

オリーブオイルを摂ることでコレステロールのバランスを整え、病気を防げるということで注目される油です。

これはオリーブオイルを積極的に食べ出してから1年後の夫の健康診断の結果です。

悪玉コレステロール減

右が1年前、左が今回。悪玉コレステロールが149→118になりました♪

オリーブオイルだけの効果だとは言い切れませんが、日常の油を安心なものに変えるという意識は大切だと思います。


オリーブオイル以外の油の特徴と健康効果

オリーブオイル以外にも油はたくさんありますよね。ちょっとここで油のお話を。

ご存じのように油には常温で固まっているものと液体のものがあります。

固体の油を飽和脂肪酸と言い、例えばバターやお肉の脂、ココナッツオイルです。

液体の油を不飽和脂肪酸といい、例えばコーン油、オリーブオイル、グレープシードオイル、米油、ごま油などたくさんありますね。

液体の油である不飽和脂肪酸についてもう少し詳しくお話します。

不飽和脂肪酸(常温で液体)で主要な3つの脂肪酸(油脂)は3つ。

不飽和脂肪酸 n-3系脂肪酸(オメガ3) 
  主に魚の油、亜麻仁油など
不飽和脂肪酸 n-6系脂肪酸(オメガ6) 
  主にサラダオイルなどの植物油
不飽和脂肪酸 n-9系脂肪酸(オメガ9) 
  主にオリーブオイル
です。

それぞれの特徴と代表的な油は次のようになります。

不飽和脂肪酸 n-3系脂肪酸(オメガ3)

特徴必須脂肪酸、酸化しやすい。
酸化に注意して積極的に摂るべき。
効能中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすので、動脈硬化予防、癌予防になる。
免疫力を強化し、血液の循環を良くする。
代表亜麻仁油やエゴマ油もシソ油などのα-リノレン酸。
青魚に多く含まれるEPA(IPA)やDHA。

不飽和脂肪酸 n-6系脂肪酸(オメガ6)

特徴必須脂肪酸、酸化しやすい。
普通の食事で十分に摂れるので、摂り過ぎに注意。
効能コレステロールを減らすが、大量摂取すると善玉コレステロールも減らすので、
炎症、癌発症につながる恐れがある。
代表ひまわり、コーン、大豆、ごまなど植物油に多いリノール酸。
他に肉類、米麦、卵、乳製品などいろいろなものに含まれている。

不飽和脂肪酸 n-9系脂肪酸(オメガ9) 

特徴体内で作れる、酸化しにくい。体に害なし、たくさん摂ってもよい油。
効能・コレステロールのバランスを保つ。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの働きを助ける。
代表・オリーブオイル、アボカドオイル、キャノーラオイル

n-3系とn-6系脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸です。食品からバランスよく摂る必要があります。

「健康のために青魚を食べなさい」と言われすね。n-3系脂肪酸を摂りなさいということです。

血液をサラサラにしてくれるので積極的に摂ったほうがいい油です。

「揚げ物、お菓子やインスタント食品を控えなさい。外食やコンビニのお弁当ばかりは体に悪い」と言われますね。

そういう食品にはn-6系脂肪酸がたくさん含まれています。

n-6系は現代の食生活では普通の食生活をしていれば必要以上に摂れてしまうので、理想の油の摂取バランスが崩れがちです。

しかも揚げ物やお菓子に含まれている油が酸化したり、トランス脂肪酸に変わっていれば、そういうものを大量に摂取することで病気やアレルギーの原因になってしまいます。

特に小さい子どもを持つママには注意してほしいなぁ、と思うのです。子どもが好むものを食べさせてばかりいてはだめです。

そういう食品は味覚を麻痺させてしまうので、美味しくてどんどん食べたくなるものです。

健康な子どもに育てるか否かは親の責任です。実際は子どもを産む前の体作りからが大切だと感じます。

ママや家族の食の安全に対する意識が変われば、子どもも体に良いものを選ぶようになると思います。

油のバランスが重要!オリーブオイルが離乳食に良い理由はここにある

必須脂肪酸は食品からバランスよく摂ることが大切と書きました。

ではオリーブオイルが何故いいのかというと、オリーブオイルはn-9系のオレイン酸を主成分としていますが、必須脂肪酸であるn-3系、n-6系も含んでいます。

1日2000kcalを摂取する人はオリーブオイルを一日50mlくらい(大さじだと3~4杯)摂れば、

・一日に必要な量のリノール酸(n-6系)
・一日に必要な1/2量のα-リノレン酸(n-3系)

が摂取できます。足りないn-3系は青魚や酸化しにくいチアシードなどで摂るといいかもしれません。サプリメントを利用する手もあります。

オリーブオイルの栄養成分

このリノール酸とα-リノレン酸のバランスは母乳の脂肪酸構成と似ています

脂肪酸のバランスが崩れると赤ちゃんの脳組織の発達に影響があると言われているので、バランスよく油を摂ることはとても大切なことです。

母乳から通常食に移る間の離乳食。どうしても油が少なめになりがちではないでしょうか。

油は脳の発育には必要なので、バランスの良い油を与えたいですね。

しかもオリーブオイルは胃腸にも優しいので、将来の健康のためにも良い油を選んで欲しいです。

スペインやイタリアなどのオリーブオイル生産国では昔から離乳食期の赤ちゃんに積極的にオリーブオイルを与えているそうです。

エキストラバージンオリーブオイルは脂肪酸のバランスだけでなく、ビタミンやポリフェノールが豊富なので、油をオリーブオイルに変えることで、自然と栄養摂取ができると思います。

まとめ

エキストラバージンオリーブオイルは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを活性化する健康効果があります。

その他にもたくさんの必要な脂肪酸や栄養素を含むので、日常使う油としてオリーブオイルを使うことがおすすめです。

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Tag: コレステロール オレイン酸


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