エキストラバージンオリーブオイルを冷蔵庫で保存してはいけないその理由とは

エキストラバージンオリーブオイルはオリーブを搾った果汁であることはお話しました。
果汁ならば開栓後は冷蔵庫。しかもオリーブオイルが苦手な熱や光も遮断できて最高の保存場所だと思われがちですが、実は冷蔵庫で保存するのはお勧めしません。劣化を早めてしまうのです。

今回はエキストラバージンオリーブオイルの保存場所や賞味期限についてお伝えします。

オリーブオイル保存

目次

オリーブオイルは冷蔵庫で保存すると劣化につながる

新鮮なエキストラバージンオリーブオイルこそ新鮮なままで!とついつい冷蔵庫に入れたくなる気持ちになるとは当然です。また、テレビでどこかの先生や教授が「オリーブオイルは冷蔵庫で保存しましょう」と話すのを見るとそうしなければ!と思ってしまうでしょう。

以前、知人がテレビでそう言っているのを見て慌てて冷蔵庫に入れました、と教えてくれました(>_<)。私が差し上げたオイルをです。理由を説明して冷蔵庫から出して保存するよう伝えました。

何故、オリーブオイルを冷蔵庫で保存してはいけないのかというと、出し入れによる温度変化が劣化につながるからです。

冷蔵庫に入れるとオリーブオイルは大抵凍ります。使うために冷蔵庫から出すと当然ですが溶けます。溶けないと使えないので溶けるまで待ちます。使い終わって冷蔵庫に入れればまた凍ります。

1度や2度はたいしたことありませんが、そんなことを頻繁に繰り返すことは、オリーブオイルの品質にとっては良くないのです。オリーブオイルは値段が高めなので大切に使いたくて冷蔵庫に入れている方はすぐに出された方がいいですね(笑)。

以前、スペインのオリーブオイル生産者のお話を聞く機会がありましたが、絶対冷蔵庫には入れてはいけない!とのことでした。

エキストラバージンオリーブオイルの最適な保存場所

冷蔵庫での保存はNG。となればどこに置くのがいいのでしょう。
ずばり、冷暗所です

エキストラバージンオリーブオイル自身は抗酸化作用に優れていて品質が変わりにくい安定したオイルです。

搾油されたオイルは通常は空気や光を遮断するステンレスタンクで保存され、出荷する直前に瓶詰めされます。瓶詰めされると少しずつ酸化は進みます。倉庫、店舗の棚、キッチンなど保存場所の条件によってエキストラバージンとしての寿命は残念ながら短くなっていきます。

原因は光(紫外線)・熱・空気に触れる可能性が高くなるからです。この酸化の原因を減らして、フレッシュ感を保つための対処法が冷暗所保存なのです。さらにちょっと気を遣うことで酸化への道を遅らせるコツがあります。

オリーブオイル保存 光対策
光を通しやすい透明瓶ではなく、遮光瓶かステンレス容器のオリーブオイルを買うこと。

ペットボトルは光を通しやすいだけでなく実は目に見えない穴が穴が開いていて空気の出入りがあるそうです。中身に熱も伝わりやすいのでペットボトルはオリーブオイルにとって最悪ということになります。(安いオリーブオイルはたいていペットボトルですね。)

紫外線に弱いので日光や蛍光灯の当たらないところに置いてください。お店でガラス越しの光や蛍光灯がガンガンにあたっているところに置いてあるオリーブオイルを見ると、たとえ遮光瓶でもいつから置いてあるのだろう、、と心配になります(>_<)

レストランでオリーブオイルをオシャレな透明瓶に移し替えてテーブルに置いているのを見かけますがオリーブオイルにとっては迷惑ですね。

もし透明瓶ならばオシャレ感はなくなりますが、アルミ箔を巻いて光を遮断することをお勧めします。

オリーブオイル保存 熱対策
キッチン出窓などの直射日光に当たるところは暑くなるので避けましょう。他の調味料などと一緒にガスコンロ脇に置くのも止めましょう。

オリーブオイル保存 空気対策
安いからといって大容量のオリーブオイルを買うよりも、2、3ヶ月で使い切れる大きさのものを買うのが賢明です。大きいサイズのオリーブオイルを買ってしまったら小さい瓶に小分けして何度も空気が触れないようにする工夫が必要でしょう。

エキストラバージンオリーブオイルは2、3ヶ月で使い切る

オリーブオイルは瓶詰めしてから少しずつでも酸化するとはいえ、もともとオリーブオイルの主成分であるオレイン酸は抗酸化作用に優れています。

さらにエキストラバージンオリーブオイルにはポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化成分がたっぷり含まれており、これがオリーブオイル自身を長持ちさせることに役立っています。条件さえ整っていれば非常に酸化に強いオイルです。

では実際に賞味期限はどのくらい?かというと、実はオリーブオイルによって違います。オリーブには沢山の品種があり、ポリフェノールなどの抗酸化成分の量が違うからです。濾過するかしないか、など製造方法でも変わってきます。

敢えておおまかにいうと、搾油から1年半~2年持つと言われています。ですが、一番良いのは新鮮なオリーブオイルを買うことです。

信頼できるエキストラバージンオリーブオイルでなければ、他の精製されたオイルのように少々古くても大丈夫、と思わないこと。開栓したら2、3ヶ月で使いきることです。

思い出してください!
エキストラバージンオリーブオイルはオリーブの実を搾って保存料など化学的処理を一切加えてないオリーブの果汁であることを。

実は私、以前失敗しました(>_<)
オリーブオイルについて勉強する以前、賞味期限が迫った値引きオリーブオイルを「お得!!」と思って購入したことがありました。

もともとオリーブオイルに限らず賞味期限切れる前のお値打ち商品が大好きなので、、、。オリーブオイルはオイルだから腐らないと思っていたし(^^; でもそれは良くないことだったのです(>_<)

エキストラバージンオリーブオイルは他のオイルよりもお値段高めですよね。だからこそせっかく高いお金を払うならば、できるだけ新しいものを買って新鮮なうちに使ってしまいましょう。

それでも使い切れそうにない、、と思った時には、アヒージョや揚げ物の加熱料理、ケーキのバターやサラダオイル代わりなど、惜しげもなく使い切りましょう。

酸化してしまうより勿体なくありません。新鮮なうちは食べると体に良いオイルなのですから。

まとめ

オリーブオイルは冷蔵庫に保存しない。劣化につながります。購入したら冷暗所で保存し、さっさと使うこと。新鮮なほど美味しさです。オリーブオイルは熟成しませんから。

高いものだから大切に、、、なんて思うのは逆効果。酸化する前に使い切ったほうが体もオリーブオイルも喜びます。


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